自治体が4,630万円の給付金を誤って送金してしまい回収出来なくなっている・・・というニュースを見ました。
長く金融機関に勤めていれば誤送金は割と普通にありえる事案として感じると思います。
ただ、普通は連絡すれば返金に応じてくれるのですが。
電話した際、先方は説明する前からおよその把握をしている人が多いそうです。
逆に、誤振込を受ける側の事案もあり、某銀行の本店〇〇部長が説明に来られる・・・などがあったような記憶もあります。
気になったのは対象件数
今回の件で気になったのは、回収不能となっていることよりも内容です。
山口県阿武町の職員が1世帯10万円の給付金463世帯分を誤って1世帯に送金したとのことですが、ネットで調べたところでは山口県阿武町の人口は約3,000人でした。
1世帯に2人所属しているとして考えれば、阿武町では約1/3が給付金対象となる困窮する世帯となりますね。
本当に1/3も困窮しているとすれば、海外の発展途上国などに支援をしている場合ではなくなってしまいますが。
騙されているかもしれない
70歳就業法とか、定年延長とか、長く働く時代になってきたとは聞きますが、騙されているのかもしれないですね。
本当は働いていない人が多いのに、みんな働いているように思わせて、一部の人だけが長く働く世の中になっているとか。
以前のブログに、コロナで10万円の給付対象となる住民税非課税世帯は全体の約23%もある・・・と記載したのですが、自治体によっては、もっと高いところもあるのでしょう。
何ももらえずに税金を納めるだけのサラリーマンからすると、理不尽に思うのが普通ですね。
サラリーマン特有の世界
毎日会社に行って仕事をするサラリーマンは働く世界が全てのように感じてしまいます。
頑張って働く同僚達と接していると、そんな環境が当たり前となるのでしょう。
みんな働いている、頑張るのは普通のこと、さらに頑張って評価されなくてはならない・・・と考えるのがサラリーマン特有の世界ですね。
特に都会のサラリーマンはそうなりますね。
しかし、1/3の世帯が給付金の支給対象となるなど、働く世界は思ったほど多数派ではないのかもしれませんし、騙されているだけなのかもしれません。
今回の事案はサラリーマンがそのようなことを考える良いきっかけとなったのではないでしょうか。
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