毎年の生活費を足し算し、かなりの高額になるとする答えもあれば、1,000万円でもやっていけるという答えもあり。
どちらがか間違いで、どちらかが正しいというものではなく、恐らく、人それぞれであるため、人によると考えます。
では何故、人によってこれほど違ってくるのか考えてみました。
人によって異なる必要額
リタイアするにはいくら必要か・・・を考える基本としては、①生活の質、②働くかどうか、③安全性、をもとに年数を掛け算すると思います。
①生活の質を下げて、②リタイア後もアルバイトをするのであれば、必要金額は小さくなっていくのでしょう。
しかし、意外にインパクトの大きいのが③安全性。
安全性を高めれば高めるほど、必要となる金額は大きくなってしまいますので。
安心・安全をどこまで求めるか
もし、リタイア後の安心・安全を最大に求めるのなら、おそらく定年まで働くのが良いのでしょうね。
ただ厄介なのは、安心・安全を担保するお金は、万が一の時に使うためのお金であって、万が一が起こらなければ、使うことのないお金となることです。
安全性を高めるためのお金は保険料であって、何も起こらなければ無駄になる可能性の高いお金であろうと思うのです。
安心・安全をどこまで求めるか・・・も、人それぞれ、大きく違っているのでしょう。
少ない資産でもリタイア出来る人
おそらく少ない資産でリタイア出来る人というのは、あまり安全性に拘らない人ではないかと思うのです。
仮に、リタイア資産が足りなくなった場合には、生活の質をさらに下げ、アルバイトをすればよいのだろうと楽観的に見ているのでしょう。
最低限のリカバリープランがあればよいと。
リタイアするにはいくら必要か・・・の答えは、安全性を考え直すことでかなり違ってくるのではないでしょうか。