太陽光発電所に投資するインフラファンドは、10月30日にカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人が上場し、4銘柄になりました。
- タカラレーベン・インフラ投資法人:6.52%
- いちごグリーンインフラ投資法人:6.06%
- 日本再生可能エネルギーインフラ投資法人:6.48%
- カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人:5.17%
保有資産の評価をリートとインフラファンドで比較した場合、リートは保有する不動産価格や、収益の元となる賃料や稼働率が景気に影響を受けるため、リートの方が価格変動しやすいといえます。一方、インフラファンドは保有不動産の価値が殆ど無く、固定価格買取制度に変更がなければ、景気による価格変動要素は少なくても、固定価格買取制度は期限が決まっているため、少しづつ保有資産の価値が下がっていくことになります。
インフラファンドと、太陽光発電への直接投資を比較した場合、土地付き太陽光発電投資物件は単純利回りで10%以上あるものが多く、5%程度の利回りまで下がれば、インフラファンドに投資する意味が薄れるように思います。
不動産投資はテナントの募集やファシリティマネジメントがあるため、管理コストや空室リスクをリート側に任せることができることは、サラリーマン投資家から見た大きなメリットです。オペレーションが発生する不動産投資において、直接投資よりも利回りが低下することは許容範囲といえます。
インフラファンドの利回りが5%レベルに低下した場合、太陽光発電は、空室リスクが無く管理コストがそれほど発生しないため、直接投資したほうが良いように思えてきます。
インフラファンドに投資するメリットが薄れてきたことから、「リート指数と日経平均の比較、ボーナスの投資先を検討」で記載したように、今は相対的にリートが下がっていると考えられるので、インフラファンドよりリートに投資したいと考えています。
インフラファンド系の記載
2017年10月12日:インフラファンドはどうか
2018年1月15日 :インフラファンド、その後
2018年2月27日 :インフラファンド、その後 2018年2月編