中間管理職の悲しさ、そろそろ引き時とも感じる

2017年11月30日木曜日

アーリーリタイアの心境

45歳になると、会社ではそれなりに重要な役割を担うようになってきます。逆に重要な役割を担う人と、担わない人との差も鮮明になってきます。Ranpaは45歳でリタイアするため、直接そのような分類に巻き込まれることはないですが、定年まで会社にいる場合は、自分に重要な役割が与えられなくても、割り切って働く必要になってくる、そんなサラリーマンの定めが分かるようになってきました。

普通に頑張って評価してもらえるのは45歳までか

会社の規模によりますが、20代、30代の場合、同じ職場にいる上司が評価者となって、地道に頑張っていれば、普通は頑張りに応じた評価をしてもらえます。40代になると同じ職場の社員を評価する側となり、自分は別の場所にいるもっと上の位の人に評価してもらうことになります。そうなると、遠くの上司に対し、いかに巧くアピールできるか、自分を知ってもらうかが重要になることが分かってきました。



現場の上司と、経営に関わる上司との違い

普通、現場の上司は、現場の仕事を理解しており、上司と部下は共通認識を持ちやすい関係にあります。そのため部下がすべきことは明確で、必要と考えることを十分に行ったうえで、さらにプラスアルファのことまでできれば、それなりに高い評価が得られます。

上司が経営に関わるレベルの仕事をしている場合は、上司の担当範囲は広く、現場の細かいところまですべて把握できるものではありません。それ故に、上司の目指すものは、現場のこれまでの状況に合わないことがあり、正しいと思ったことを頑張っても評価されるとは限りません。

エクセルではなくパワーポイントの達人になる必要がある

20代、30代の仕事は、現場の上司と一緒に多くの難問を解決するため、ツールとしてエクセルを使うことが多かったと思います。40代になり上司が経営に関わるレベルになれば、まず現場の意見を端的に説明して理解をしてもらうことが必要となり、エクセルではなくパワーポイントを使うことが多くなりました。「忖度」という言葉が流行しましたが、遠くの上司の考え方を理解し、気に入ってもらえる仕事を探すことになります。

45歳で退職できて良かった

パワーポイントを使って上司の理解を得ることは、大きな組織の役割分担として重要な業務であると思いますが、「このパワーポイント資料を作成するのに、どれだけ時間をかけているのか?」と、ふと考えることや、この大変さを理解していない上司に「何で忖度しないといけないのか?」と考えるようになりつつあります。

45歳での退職は10年前から計画していたため、これが退職の理由ではないですが、会社で評価を得るためには「忖度」して、出来ない場合は自分よりも若い社員に重要な仕事が任されていく、我慢と割り切りには空しさを感じます。

サラリーマン生活の後半となって感じる中間管理職の悲しさでしょう。そろそろ引き時とも感じる今日この頃の報告です。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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