主に関東でオフィスビルとマンションを投資先とするリートで、名前の通り平和不動産がスポンサーとなっています。
第32期 2017年11月の業績
1口あたりの分配金は2,054円
(2017年5月期は2,017円、2018年5月期は2,080円の予想)
(2017年5月期は2,017円、2018年5月期は2,080円の予想)
- テナントの稼動率は97.7%
- 借入金比率(LTV)は42.5%
- 物件数は100件
2018年2月23日の価格による利回り
2月23日の終値は101,500円でしたので、通期で計算すると4.0%の分配率です。ここ最近は株価とともにリート価格が下落しているので、利回りが高くなっています。
Ranpaは以下の理由で保有しています。
- 利回りが高めの割りに、有利子負債率が低い
- NOI利回りと、分配金利回りが同水準で高い
平和不動産リート投資法人の特徴
- 保有不動産の3/4が首都圏エリア
- オフィスとレジデンスを半分づつ保有
- オフィスは中規模クラスが中心
運用報告書から知ったこと
- オフィスとレジデンスは50:50を目指しており、オフィスで収益性を高め、レジデンスで安定性を高めている。
- 都内では2020年にかけて大規模ビルが完成するが、中規模クラスのオフィスに重点投資しており、この規模は事業所の96~97%を占める需要層が厚いところで競合しにくい。
- 人口減少時代でも増加する単身世帯をターゲットにして、レジデンスはシングルコンパクトタイプに重点投資している。この分野は賃料単価が高い。
- オフィスは賃料改定が収益に寄与している。前期末の平均坪単価は18,801円であったが当期末では19,064円になった。
- 物件価格が高騰しているため、無理をして規模を拡大する状況にないが、売却するには非常に良い環境になっているため、物件の入れ替えに注力している。