今後も税金や社会保険料負担は増加して、この格差は開いていくのでしょうか。
スポーツ選手の年俸を見ると
昔、日本のプロ野球選手の年俸で、1億円を突破すれば超一流の時代がありました。しかし今では100人程いるようです。
海外では、年俸ではありませんが、バルセロナからパリサンジェルマンにネイマールが移籍した移籍金は290億円といわれています。
サッカーの移籍金はここ数年で急激に高騰しています。
普通のお金持ちを考えても
以前「種まき投資で、大きく実ればラッキーな方法」に、ソフトバンクの投資について記載しましたがが、アーム社を3.3兆円で買収したり、スプリントを1.5兆円で買収したりと大きな投資が行なわれています。
投資額が大きくなれば、そこから生まれるリターンも大きくなります。お金持ちは投資をして働かなくても利息や配当が入るという構図です。
「アーリーリタイア資金の貯め方、貯めることができない人とは?」や「お金の稼ぎ方は2パターンあって、アーリーリタイアは1つになること」にも記載しましたが、労働の対価を収入としていれば、お金を貯めても限界があります。
資産を運用する人と、資産を借りる人
お金持ちは保有資産を運用して運用益を得ますが、自動車や住宅ローンをして利息を支払う人もいます。
お金を持っている人は利息をもらって、お金を持たない人は利息を支払っていることが、両者の格差を広げることになります。
持っている資産を貸して賃料を得る人と、資産を持っていないから借りて賃料を支払う人も同様でしょう。
保険が必要な人と、要らない人
資産を持たないので、万一、事故を起こせば大変なことになる・・・。そのため保険を契約して保険料を支払います。
しかしお金持ちはどうでしょう。保険の契約をしなくても、十分なお金があれば大変にはなりません。
「お父さんが死亡して家族が路頭に迷わないように・・・」と生命保険の契約をしますが、お金持ちはお父さんが死亡しても家族は路頭に迷わないでしょう。
お金持ちは保険料の支払いが不要であっても、お金の無い人は保険料を支払う必要があることになります。
油断していると格差は開いていく
「アーリーリタイア資金の貯め方、貯めることができない人とは?」にも記載しましたように、我慢せず労働の対価を消費しつづければ、両者の格差は縮まりません。
少しでも資産を運用して労働の対価以外の収入を得なければ、格差は広まってしまいます。
お金が無いからこそ、お金持ちよりも支払うべきコストが多くなる・・・・。これを現実の社会ととらえて、我慢しながら10年間、格差を縮め続ければ、多少の利息収入が得られるようになるでしょう。
お金持ちには程遠いですが、そのような考え方でアーリーリタイア資産をつくってきたと思います。
まさに、子供の頃から教わってきた、蟻とキリギリスの話は重要です。