先日のソフトバンクに関するブログの反響がとても大きかったので、こちらも記載するものです。
期間6年のソフトバンク社債について
期間6年のソフトバンク社債について2
期間6年のソフトバンク社債について3
クレディ・アグリコル・エス・エーって・・
昔はよく海外金融機関の社債を物色していたので詳しくなりましたが、クレディ・アグリコル・エス・エーはフランス最大の銀行です。
日本のメガバンクと同規模、若しくはそれ以上で、世界でも10位ぐらいではないでしょうか。
日本国内でもクレディ・アグリコル生命が営業をしていますが、銀行で販売する年金を専門にしているので、それほど知名度が高くないかもしれませんね。
社債としては、劣後債で、格付けがP&SでBBB評価のため、利率が高めになっています。
一応、劣後債について
劣後債について一応記載しますと、株式であれば発行すれば自己資本となりますが、社債は負債ですので自己資本にすることはできません。
しかし、劣後債であれば社債であっても自己資本にすることができます。
社債は負債ですので、破綻しても可能な限り回収できますが、劣後債は破綻や破綻相当になった段階でチャラになって回収できなくなります。
株式も破綻すれば紙くずになると言われますが、株式に近いものとして自己資本にできるというものです。
金融機関は自己資本比率を高めて健全性を維持する必要があるので、劣後債を発行して自己資本の増強をするものです。
しかし、回収できないリスクがあるので、一般の社債よりも利率が高くなっています。
期間10年は長いのか
保有しているゴールドマンやシティ等の社債は、リーマンショック時に投資してもので、当時は自己資本比率を高めるために劣後債を出す金融機関がいっぱいでした。
5年の社債も多く購入し、それらはすべて償還となりました。国内金融機関では10年ものも「新生銀行の社債が償還となり、新たな投資を探す」に記載したように5年で早期償還になるものが多いです。
この社債は早期償還の可能性は低く、10年保有する可能性が高くなりますが、10年も実際に保有していれば短く感じます。
10年間で1.504%を高いと考えるか、低いと考えるかは難しいところですが、金利が急激に上昇することも考えにくいので、定期預金に遊ばしているぐらいなら良いと思います。
投資するかどうか
Ranpaは既に7,500万を社債に投資しており、その他の資産はリートやソーシャルレンディングに向けているので、投資する余裕はありません。
リートやソーシャルレンディングはリスクが高いので、少ない金額を攻撃的に投資し、クレディ・アグリコルのような社債には、リスクが低いので大きめの投資をするというのが今までの投資スタイルでした。
もし、資金がダブついていれば、ポートフォリオの一部として組み込みしたいところです。
以前、大きくて潰せない金融機関として世界の30行程度が公開され、クレディ・アグリコルも含まれていたように思いますが、投資は自己責任ですので注意は必要です。
取扱いはSMBC日興オンリーのようですので、「社債の買い方 保有している社債」にも記載しましたように、社債の取扱いは大手証券会社が多いので、本気で社債投資するには、一通りの大手証券会社の口座開設はしておく必要があります。