サラリーマンとして会社との雇用関係は、退職金を受けることにより終了し、それ以後は他人としての関係になってしまいます。
退職するにあたって、最も興味のあった退職金額が分かりましたので記載します。
退職金の仕組み
退職金といっても勤務する会社によって、制度はそれぞれですが、早期退職する人が受取る退職金は次の構成になっていることが多いと思います。
1つ目は通常の退職金です。普通は、定年退職まで働けば○○万円、自己都合の中途退職であればペナルティー的やな控除があって○○万円というものです。
2つ目は早期退職優遇制度による上乗せ退職金です。会社によって色々ですが、基本給の○か月分などの算式で設定されることが多いです。
3つ目はDCと言われる退職年金です。以前「確定拠出年金DCの退職に係る手続きについて、iDeCoも」に記載しましたが、60歳にならないと受取ることができない退職金です。
アーリーリタイアを志すなら・・
退職金額はアーリーリタイア後の生活資金として重要な割合を占めるため、アーリーリタイアを志すなら、事前に把握しておくべき金額です。
しかし、「退職書類を提出したときの状況、アーリーリタイア準備の最終章」にも記載しましたが、前もって自分の退職金を人事に聞きにくく、自らの計算を信じるしかありませんでした。
とは言え、退職金は色々な計算式で算出され、税金も差引かれますので、手取額として受取ることができる金額まで計算するのは難しいものでした。
そのため、計算額と大幅に相違していなか、とても気になっていました。
淡い期待、ドキドキ感
事前に計算しているので○○万円ぐらいと想定はしていますが、中途退職は○○円控除される・・・ような知らない制度があって想定を大幅に下回らないか心配です。
逆に、知らなかった○○制度というものがあって、想定よりも大幅に多くなることがないかと淡い期待もありました。
算出してもらった退職金額を確認するときは、久しぶりにドキドキ感を味わいました。想定よりも少なければ計画が大きく狂ってしまうからです。
結果は全く想定通りでしたが、想定よりも多くはないか・・・という淡い期待は脆くも崩れ去りました。
完全に計算の通りでしたので、サプライズを何となく求めている気持ちから、少しがっかりした気分になりました。
計算していた金額は・・
通常の退職金と早期割増退職金の合計は、およそ1,900万円で、こちらは計算どおり。
そこから、125万の税金が差引かれますが、保守的に計算していたので、こちらは多少すくない金額でした。ただし、125万は一度に支払う税金として過去最高額ではないでしょうか。
退職年金(DC)が300万円弱ですので、サラリーマンを20年以上勤めた最後の報酬は手取り合計で2,000万円ちょっとというものでした。
これをもとにアーリーリタイアのスタートとなります。
退職金に関する記載は何度もしてきましたが、これで一定の終結となりました。