10年働き続ければ何が違うか

2018年10月15日月曜日

アーリーリタイアの心境

アーリーリタイアを目前にして、ふと、あと10年働けば何が違うかを考えてみました。

収入を含めた経済面以外にも、色々なことは違ってくるだろうと思います。

自分自身ではなく、働く環境も違ってくるのだろうと思います。

まずは収入・経済面

45歳でアーリーリタイアしますが、リタイアを撤回し、あと10年働いたとしても55歳でまだ定年退職前です。

しかし今の保有資産に、年収の手取額が10回分も増加するのはすごいことだと思います。

10年働くということはそれだけの価値があるということでしょう。

正確な手取額は計算していませんが、数百万円×10年で数千万円も増加することになります。

さらに、退職金も1千万円は増加すると思います。

合計すれば、3~5千万の資産が増加しているかもしれません。


職場環境の変化

今から10年前を思い出すと、大きく変化していることに驚きます。

例えば、iPhoneは2010年から普及していますので、それまでは誰でもスマホを持っている時代ではなかったように思います。

ネット上で手続きできる種類も少なく、Ranpaの会社も10年前ではWebやタブレットでの手続きはできませんでした。

先日、MaaSに関してトヨタとソフトバンクが提携するというニュースを見ましたが、10年後には色々な環境変化が進んでいるでしょう。

以前、「10年後の日本と投資環境、なくなる仕事」や「金融機関の元号対応と、銀行・銀行員の削減ニュース」にも記載しましたが、金融機関の仕事は大きく変わると言われています。

金融機関は生産のない仕事

トヨタは車を作り、ソフトバンクは通信を提供しますが、金融機関はお金を右から左に動かしているだけです。

【驚愕】ふるさと納税で返礼率60%!?南種子町」では、お金を右から左に動かすだけでもコストが発生することを記載しましたが、トヨタやソフトバンクのようなサービスの生産が無いのにコストが多く発生します。

20年以上この業界で働きましたが、物を作って提供する仕事への憧れを感じることがあります。

この物を作らない金融機関は、AIなどによる自動化の恩恵が大きいと言われ、過去10年の変化としても、窓口で手続きしていたものがネットで出来たり、窓口で書いていたものがタブレットで出来たりと変化してきました。

オムニ化

多くの金融機関では、ネットと対面を融合したオムニ化を目指しています。

ネットが普及しても、対面を好む人は一定数あり、ネットだけで取り込めないお客さんを対面で取り込むという側面もありながら、対面であっても一部はネットを使って効率化も目指すというものです。

Webやタブレットによる手続きの比率は増加しつつあり、オムニ化はその過渡期なのかもしれません。

今後、さらに自動化が進めば、金融機関は一部のスペシャリスト職のみで良く、事務職と分類される仕事の人達は少なくなるはずです。


10年働き続ければ何が違うか

今と環境が変わらない前提であれば、資産は3~5千万円増加するかもしれませんが、環境が変われば計算は狂ってきます。

金融機関は簡単には倒産しませんが、大きく変わる環境の変化により、合併やスポンサー変更はあるかもしれません。

そうなると、収入や退職金は悪くなり、良くなることはないでしょう。

現に、金融機関は過去から再編が繰り返され、表面には出ていませんが、雇用の調整も平行して行なわれてきました。

色々考えても、未来のことは分かりませんが、たとえ環境が変わらず3~5千万円の資産が増加するとしても、これから10年間も働く気はしませんし、もしかすると計算どおりにならない可能性もあるのだろうと思います。

自己紹介

自分の写真
金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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