定年まで働くとすれば、あと20年間働くことになります。
「アーリーリタイアをすることに至った経緯」にも記載しましたが、かなり前からアーリーリタイアを計画し、やっとこれからリタイア生活というときに、これから20年も働くことは想像できません。
しかし20年は本当に長いのだろうか
1年前、このブログに「年を取ると時間の経過が早いと感じるジャネーの法則について」を記載しました。生まれて10歳になるまでに感じる長さと、40歳の人が50歳になるまでに感じる長さとは感じ方が違うというもので、経験を積むごとにマンネリ化して刺激がなくなり、記憶に残るものが少なくなります。
45歳でアーリーリタイアせず働き続けたとしても、ベースは今の仕事であり、20代の頃のような刺激は無いでしょう。
そうすると、65歳になって過去20年を振り返っても、それほど記憶に残ることはなく、あっという間の20年間だったと感じるようにも思えます。
これからと、これまでの違い
45歳になりましたが、今から思えば40歳からの5年は大きな変化もなく、あっという間でした。
しかし40歳の頃に、計画しているアリーリタイアまであと5年、まだまだ長いな・・・と感じていました。
同じように、アーリーリタイア開始まで2ヶ月程度となったとき、あと2ヶ月なのに時間の経過が遅く、まだまだ遠い先と感じたことを「退職が近くなって感じる過去と未来の違い」に記載しました。
今となっては2ヶ月前のことなど、つい最近のことのように感じます。
アーリーリタイアをする理由
確かにこれから20年はとても長く、永遠ぐらいの期間に感じてしまいますが、恐らく過ぎ去れば、記憶に残ることはそれ程なく、結果として短く感じる期間になると思います。
せっかく生まれてきたからには、有意義に時間を使いたいもので、面倒でマンネリ化したサラリーマン生活を続け、無駄な時間を使いたくないという気持ちがアーリーリタイアの動機のひとつです。
45歳で定年退職を遠い先と考えていれば、実際に定年退職するころには浦島太郎のように、45歳以降の出来事を思い出せないのではないかと思えてなりません。
アーリーリタイア後の生活
では、アーリーリタイアをすれば有意義な生活が過ごせるのかといえば、そうでもなく、アーリーリタイアをしても目標を持った生活を継続していかなければ、サラリーマン生活よりも刺激の少ない時間を過ごすことになってしまいます。
ただし、20年以上も続けた仕事を、これから20年続けることは、これまでよりも刺激の無い生活になることは間違いはないでしょう。
アーリーリタイアの動機となった、記憶に残らないサラリーマン生活と決別し、アーリーリタイア生活に移行しますが、目的意識を継続させ、65歳の時にはこの選択は正しかったと思えるようになりたいものです。