貧乏なリタイア生活の厳しさが分かってくる

2019年1月29日火曜日

退職後の費用

サラリーマン時代、早期退職を目指すブログや既にリタイアされた人のブログは参考としてよく読ませていただいたものです。

このブログも、これからアーリーリタイアを目指される人の参考になればと思っています。

それらブログの中には、それほどお金がなくても、実は意外に早くリタイア生活は実現できるとするものを見かけます。

アーリーリタイアをして幸せになる

アーリーリタイアすれば自由が手に入るので、それだけで幸せになるとサラリーマン時代は感じたものでした。

リタイア後の生活を考えるよりも、リタイアすることがゴールのように感じてしまい、リタイアすれば全て解決してくれるような錯覚に陥ります。

その場合、実際にリタイアするとリタイア後の生活という現実の世界が待っています。


実際にリタイア生活をして感じること

会社に行かないリタイア生活は、確かにそれだけでサラリーマン時代に感じた理不尽なことや憂鬱なことは無くなります。

確かに自由な時間も増え、それだけでサラリーマン時代よりも幸せになったと言えるのかもしれません。

しかし、自由な時間が増えれば色々とやりたいことも増えます。

新たな目標に向かって頑張ってみることもできます。

ただ、それらをやるにしても、それなりにお金は必要になってきます。

ミニマリストであってもお金は必要

忙しさの反動としての物欲は無くなりますが、リタイアしても何か目標は持つべきで、その実現のために費用は生じます。

以前「幸福論から仕事を辞めることで幸せになるのか考えてみた」に記載したように、人間は何かの目標に向かって努力することで幸せを得られるものであろうと思いますので、自由を得ただけでは幸福にならないのではないでしょうか。

無料で出来る目標を立てることは出来ますが、それでは範囲が限定的になってしまいます。

つまり、貧乏な状態でリタイアすれば、せっかく自由な時間を得たのに活動範囲がサラリーマン時代よりも小さくなってしまい、結果として自由度が狭くなるのではないかと感じます。


最低限の生活費でリタイアした場合

早くリタイアするために、リタイア後は自炊をして食費を安く済ませ、費用のかかる車を持たず、外出は少なくし、古くて狭い賃貸住宅で暮らすような選択肢もあるとは思います。

しかし、それではリタイアして得た自由な時間を使うものの選択肢が限られてしまいます。

あれもお金がかかる、これもお金がかかる・・・という感じで、サラリーマン時代の方が良かったという本末転倒な状態になりそうです。

お金はあればあるほど良いとまでは考えませんが、サラリーマン時代に使えていた金額程度が使えなくては、リタイア後の生活は不幸になってしまう可能性が高まります。

Ranpaのアーリーリタイア計画では、サラリーマン時代と同レベルの生活ができるように準備をしてきましたが、それでも目標の選択肢は狭くなったように感じています。

リタイアをゴールと感じる時期は、過激なリタイア計画を立ててしまいがちですが、ミニマリストでも目標は必要ですので、リタイアを考える場合はこのようなことも参考にしていただきたいと思います。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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