一方で、サラリーマン時代、周囲の同僚は意外とアーリーリタイアを考える人が少ないようでした。
45歳になると、早期退職優遇制度の対象になるため、もっとアーリーリタイアの意識をしてもよいではないかと・・・。
10年以上前にアーリーリタイアを考え始めたきっかけについて記載します。
30歳で脱サラ
20代の頃からサラリーマンを辞めて何か自営業をしたいと考えていました。
友人も同じことを考え、30歳までには独立することを目指して共同で開業資金を貯めていました。
しかし、実際に目標額に達した時、本当に開業してやっていけるのだろうかとお互いに考えるようになり、計画は空中分解しました。
事業経営のリスク
開業資金が無い頃は、自ら事業をすれば簡単に儲かるように思えましたが、ある程度経験して実際にお金を投資する段階になると冷静になってしまいます。
事業経営は大きなリスクをともなうものと・・・。
そこで少しでもリスクを軽減するため、資格を取って有資格者以外に出来ない仕事をすればどうかと考えます。
しかし、金融機関での経験を積んでいくうちに、資格を取った「士業」といわれる仕事の人達との接点が増え、考え方も変わりました。
「士業」は先行者優位となる業界で、資格を使うための顧客は既に開業済みの有資格者が囲い込んでいるため、資格を取っただけでは生活できないことを知りました。
「士業」も営業者
会計士や税理士の人と仕事をすることは多かったのですが、彼らは資格を持ちながら日々良い顧客の獲得に努力をしていました。
また、親の代から受け継いだ顧客を持つ事務所は多く、素人が脱サラで手を出せる仕事ではないと理解しました。
有資格者以外に出来ない仕事は仕事の範囲が限られるため、同じ資格者間で厳しい競争をしていたのです。
30代は不動産投資
なかなか脱サラ出来ずに30代になると、事業資金として貯めてきた資金は不動産投資が出来るレベルになってきます。
この頃は本気で収益物件への投資先を探していた時代ですが、実際に詳しくシュミレーションすればするほと、リスクの割りにリターンが小さいと感じるようになります。
これぐらいのリターンであれば、普通の金融商品で運用したほうがリスクは少ないのではないかと。
もちろん、成功してウハウハの知り合いも多くいるのですが・・・。
もちろん、成功してウハウハの知り合いも多くいるのですが・・・。
関連ブログ:アーリーリタイアをすることに至った経緯
結局、このまま働いてアーリーリタイア
20代の頃から脱サラして自由に生きることを考え続けましたが、30代半ばにもなると、今から全財産を投資して事業を始めても10年は下積みの厳しい生活が続いた後、楽チンな生活が出来るのは40代半ばなんだろうかと感じるようになりました。
しかも、せっかく貯めてきた資金は事業の失敗によって無くなるリスクもあります。
35歳になった時、このまま我慢して10年間サラリーマンを続けてリタイア資産を貯めた後、アーリーリタイアをすればノーリスクで自由が手に入ると考えるようになりました。
ノーリスクにするにはサラリーマンを続けるという忍耐は必要ですが、リスクの引き換えとしては悪くないものです。
結局、脱サラの延長として今のアーリーリタイアに至りました。
以前、「アーリーリタイアをすることに至った経緯」にも今に至る経緯を記載しましたが、自己紹介も兼ねてもう少し詳しく過去の出来事を記載してみました。
友人と脱サラを考えたころは20年近く前のことですが、当時のことは鮮明に記憶し、懐かしいものです。
友人と脱サラを考えたころは20年近く前のことですが、当時のことは鮮明に記憶し、懐かしいものです。