リート価格が上昇して調子は良いが・・・

2019年3月19日火曜日

Ranpaはリタイア資産のうち、約1,700万円(時価)がリートです。

投資により得られる収益でリタイア後の生活をすることは基本的に考えておらず、生活費はリタイア資産を取崩していく方針です。

せっかく資産があるので放置しておくよりも、運用して生活費の足しに出来れば良いだろう・・・という理由で運用をしています。

投資業務を主とする投資銀行もありますが、通常の銀行や保険会社では貸付や保険業務から得られる収益がメインであり、預かった資産の運用収入はサブであるのと同じような考え方です。

リートに投資をした経緯

値上がりによるキャピタルゲインを目的としていないので、利回りの高いリートの長期保有でインカムゲインを生活費の足しにすることが目的です。

このブログを始めたリタイア1年前となる2017年後半、リートの平均利回りや平均NAV倍率が悪くないにもかかわらず、日経平均との比較でリート指数が上昇していなかったことから投資を開始したものです。

当時は投資信託からの売りが多く、需給面で悪化しているというのが大きな理由であったようです。

様子を見ながら徐々に買い足しをして約1,700万円(時価)に至りました。購入額ベースでは総額で約1,550万円ぐらいです。

リート価格が上昇して調子は良いが・・・

当初の予定通り、投資してから大きく下げることはなく、今では購入時より10%程度の上昇となっています。

含み益がある状態で分配金が得られるのは幸せなことですが、長期保有でインカムゲインを生活費の足しにすることが目的ですので、売却して上昇分の売却益を得ることは出来ません。

購入額よりも上昇していることは精神衛生的に良いことですが、売却できなければ絵に描いた餅のようにも感じます。

今のところ、保有しているリートからは年間で約75万円の収益があり、保有を継続して今後もこの収益を生活費の足しにしていく予定です。


2019年3月19日時点のリート状況

 投資銘柄数:22
 時価:1,699万円
 損益:152万円
 受取済分配金:52万円

退職資産としてリート投資を開始してから始めて評価益が150万円を超えました。

景気減速懸念もあり、将来の悪化は必ず

低金利が継続されて空室率や地価上昇などのリートに関する環境は良いのですが、マクロ的な経済指標では悪い数値が出つつある状況です。

リートに関しては今がピークのようにも感じるので、キャピタルゲインを目的として投資をしていた頃であれば、利益確定を含めたリスク回避として一度売却をしている頃だろうと思います。

将来の悪化はもう少し先になるとは思いますが・・・。

含み益がある状態で分配金が得られるのは幸せなことですが、長期保有でインカムゲインを生活費の足しにすることを目的とする投資にはこのようなジレンマがあります。

リタイア後の投資と忍耐

リートの分配金は景気の悪化とともに減少するとは思いますが、保有していればある程度の分配金をもらい続けることが出来るでしょう。

売却してしまえば一時的な売却益を得ることは出来ますが、分配金も止まってしまいます。

売却代金で新たに投資すれば良いのですが、簡単には連勝を続けることもできません。

結果的には保有リートが上昇しても売却することなく、分配金を得るために保有を継続し、そのうち下落することにも耐える覚悟が必要になります。

あの時に売っていれば・・・と思うことも予想して。

リタイア後の資産運用とはそのような忍耐が必要になると、価格が上昇する程すればするほど感じるようになりました。

都内に住む元同僚が、「住んでいるマンションは購入時よりかなり値上がりしているけれど、売ると住む場所が無いので売れない・・・」と言っていましたが、金融商品であるリートもリタイア資産となれば同じようになります。

その意味では値動きの無い社債は気軽に持っていられるのですが。

参考ブログ

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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