リタイア生活、理想と現実のギャップ分析

2019年6月8日土曜日

リタイア後の生活

リタイア生活も8ヶ月目となりました。

リタイア生活にも慣れて、何となくこれからも今のような感じで生活していくのだろう・・・という感触を持っています。

アーリーリタイアはサラリーマン時代に目指したゴールではありましたが、リタイアしてからの生活はこれから長く続きます。

その意味でアーリーリタイアの開始はゴールではなく通過点となり、これから目指す目標も考えなくてはなりません。

リタイア生活における理想と現実のギャップ分析を考えてみます。

サラリーマン時代に考えていた理想

会社ではあるべき姿と現状には常にギャップがあるものでした。

もっと利益を大きくしたい、もっと満足度を高めたい、もっとシェアを伸ばしたい、もっと知名度を高めたい・・・など、会社ではやるべきことが無数にあって、どれから着手すべきかというものだったと思います。

そんなサラリーマン時代に考えていたリタイア後の生活には色々な目標がありました。

今まで忙しくて出来なかった勉強やボランティア活動など、時間が出来ることによって可能となるものがあったからです。

単にやりたいと考えていただけではなく、以前「幸福論から仕事を辞めることで幸せになるのか考えてみた」に記載の通り、人間は何かの目標を持った生活をすることにより幸せを感じると理解していたので、目標が無ければ幸せになれないとも考えました。

そのため、リタイア前は自由な時間を生かして色々な活動をする理想的なリタイア生活をイメージしていたように思います。

理想と現実のギャップ

しかし現状のリタイア生活では色々な活動をしているとは言えない状況です。

今まで出来なかった目標を持ち、手にした自由時間を使ってそれを実現するといったものはなく、自由時間を甘んじて過ごしているというものです。

リタイアする前に考えていた理想とは大きなギャップが生じていると思います。

しかし、そのギャップを埋めることは今のところ考えていません。

サラリーマン時代に考えていた理想と、リタイア生活を始めてから考える理想に違いが生じているからです。


サラリーマン時代の目標

サラリーマン時代は目標を持たされ続けたせいか、目標を実現すると良いことが多かったせいか、目標を持つことが当り前のように感じていたと思います。

勉強をすれば仕事に役立ち、仕事の目標を達成すれば収入が増えました。

直接関係のないスポーツや芸能情報も知っていれば仕事に役立つものでした。

サラリーマン時代は目標を持って頑張れば、最終的に収入が増えるという点で経済合理性に適うものだったように思えます。

そのためサラリーマンは常に理想や目標を持ってしまう環境にあるものではないでしょうか。

リタイアしてからの目標

逆に会社を辞めると、目標を持って頑張れば満足を得ることは出来るかもしれませんが、収入に直結するものは少なくなります。

事業をして収入を増やせば面白いのかもしれませんが、自由を得るためにアーリーリタイアをしたのに、サラリーマン時代よりもリスクが高くて収入が少なくて面倒なことをする気にもならなくなります。

リタイアすると目標がサラリーマン時代に考えていたものとは違ってくるものです。

サラリーマン時代の理想とギャップが生じているのは、目標が変化しているからだと思います。

これからの生活

活動的なことが出来ていないリタイア生活で、無いなりに目標を考えるとすれば、この生活を変化なく持続させることだと思えます。

崇高な目標を持ったとしても経済合理性に適わないので、そのような目標を持ちにくいものです。

逆にそのような目標が無くても十分に満足の出来る生活を送ることが出来ているので、この生活を変化なく持続させることを第一に考えるようになりました。

そのための努力として、詳細な収入・支出の管理をしたり、資産運用に関する情報収集をすることをしています。

サラリーマン時代に考えた理想とは大きなギャップが生じていますが、新たな理想とのギャップはそれほど大きいものではないと考えています。

動画配信サービスによってリタイア生活は大きく変わる」にも定年退職後はテレビを見る時間だけが増えることを記載しましたが、そのような事情が影響しているのではないでしょうか。

自己紹介

自分の写真
金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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