無計画にフィーリングで節約してもお金は貯まりにくいと思うのですが、似たようなこととして節約と倹約を対比することがあります。
どちらも似たような意味ですが、節約は無計画にケチることで、倹約は賢くお金を使うというニアンスがあるようです。
節約と倹約の難しいところ
サラリーマン時代、削減が出来そうな経費をよく探していた記憶があります。
「業績が良いのに早期退職を募集する会社の実情と今後の展開」でも触れたのですが、簡単に大きな削減効果が得られるものは既に誰かがやっています。
色々調べていると、営業部門が使っている経費の中で削減出来そうな大きな無駄を見つけることが出来ました。
実現すると大きな経費削減となるので、関連部門を巻き込んでその無駄を無くすように調整を進めました。
しかし結果は現状維持となり、実現には成りませんでした。
営業部門としては、確かに少し無駄と言えるかもしれないが、トップラインを伸ばして営業目標を達成するためには無くすよりもあった方が良い・・・と。
目標を達成させるためのプロセスは一律では無いので、本当に無駄かどうかの線引きは難しいものです。
会社は効率化を目指している
会社は最大の利益を出すように努力するものですが、最大に投資効果が高くなると考える事業ポートフォリオを組むことになります。
収益性の低い事業から、少しでも高い事業へと変化させる努力を続けます。
収益に結びつかない経費が無いかもチェックを続けます。
会社がより大きな利益を出すためには、無計画に経費をケチることではなく、投資すべきものと、すべきではないものを正しく見極めることになるでしょう。
ただし、それが難しいのですが・・・。
会社も個人も同じ考え方で
会社で使うお金は自分のものではなく、また大きなお金になることも多いため、少しでも効率的な使い方を考えます。
当然、稟議や決裁が必要になるので、根拠となる資料を集め、投資効果を算出し、客観的に見て妥当と言えるようになるまで考えることになるでしょう。
一方、個人で使うお金は自分のものなのでフィーリングで使ってしまいます。
アーリーリタイア資金を貯めるなどを考えていれば、無計画な節約もしやすくなるでしょう。
少々面倒ですが、自由に使うことが出来るお金であっても客観的に見た妥当性の有無を考えるようにすることで、節約ではなく倹約の実現になるのではないかと思います。
興味がある方はこちらもどうぞ。。関連ブログ。
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