早期退職の募集を上手く活用するためにやっておくべきと思うこと

2020年2月9日日曜日

退職ニュース

昨年ぐらいから早期退職の募集に関するニュースをよく見ます。

一方で、政府は定年を延長して生涯現役社会の実現を目指しているようですが・・・。

企業は政府の方針に表向きには従っているのですが、利益にならないことをする訳にもいかず、上手く誤魔化しながら方針に反する動きをしています。

株主は経営者に利益の増大を望み、経営者はそれを実現するのが役割ですから、当然の動きであろうと思います。

社員数の多い世代が40代後半に差し掛かり、政府の定年延長の方針も追い風になって、早期退職の募集は他人事では無くなってきたのでは無いでしょうか。

もし早期退職の募集があったら

例えば、アーリーリタイアを計画していて、あと少しで必要資金が貯まるという時期に早期退職の募集があれば嬉しいでしょうか。

割増退職金によって、計画時期まで働かなくても必要資金が貯まるのであれば、応募しない理由は無いと思います。

仮に早期退職に応募するかどうか迷った挙句、不安になって会社に残ることとしたものの、結局、しばらくして普通に退職することになれば大損です。

早期退職の募集に応募するかどうかは、その後もずっと会社に残るのかどうかの判断をする機会なのです。


ファミリーマートの早期退職

先日、ファミリーマートの早期退職に関するニュースを見ましたが、想定を超える応募となったので会社側は人数調整としているとのことです。

評価に基づき、慰留したり、応募奨励しているらしいのですが、社内の雰囲気はとても悪いものになっているはずでしょう。

会社が早期退職の募集をする時点で悪い雰囲気となるはずですが、応募奨励となった社員が退職する場合は後味の悪いものとなり、慰留されて残った社員はモチベーションが下がった状態で働くことになるのでしょう。

アーリーリタイアを計画をしていて、良いタイミングで早期退職の募集があった時は渡りに船となるのですが、良いタイミングと良い条件が揃うとは限らないのが厄介なところです。

事前の準備が必要になる

うちの会社に限って早期退職の募集は無いだろう・・・と思っていれば、不意を突かれる可能性があります。

アーリーリタイアを計画しているのであれば、早期退職の募集があった時の想定はしておくべきです。

割増退職金が計画している必要資金に満たない場合はどうするのか、計画よりも早かった場合はどうするのかなど、想定と違った募集内容にどう対応するかというコンチプランです。

普通の退職であれば、辞めたい時に辞めることとなるのですが、早期退職の募集については会社の都合に合わせるために難易度が高まります。

事前に情報入手が出来ていれば準備する時間を稼ぐことが出来るので、早期退職の募集に関する情報には日ごろからアンテナを向けておくべきでしょう。

そうして募集があった場合には、可能な限り万全の態勢で臨めるようにしたいものです。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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