以前、NHKが実施した世論調査について「60歳以降も仕事するつもりは7割近く?」に記載したのですが、働けるうちはいつまでも働きたいと考える人が約3割いて、60歳以降も仕事をするつもりと答えた人は7割近くあったようです。
アーリーリタイアを目指してきたRanpaにとっては理解しにくい結果ですが、内閣府からも同様の調査をした結果が発表され、やはり長く働きたいと考える人が多いようでした。
複数の調査結果で長く働きたいと考えている傾向が出ているので、やはり多くの人はそのように考えているのでしょうか。
Ranpaのサラリーマン時代、周囲の同僚達はそのように思っていなかった記憶があるのですが・・・。
内閣府の調査
18歳以上の5,000人に対して調査をしたようです。
そのうち回答を得られたのは約3,000人ということです。
何歳まで仕事をしたいかについては、61~65歳の回答が最も多く30.7%。
66~70歳という回答は21.5%、半数以上は還暦を過ぎても働きたいと考えているようです。
さらに、71~75歳は9.2%もありました。
逆に、41~50歳という回答は3%、51~60歳は18.8%でした。
この結果によれば、Ranpaのように40代でアーリーリタイアしたいと考えている人はかなり少数派のようです。
働きたい理由とは
内閣府の調査ではそれぞれ回答をした年齢まで働きたい理由についても調査しています。
経済的にゆとりのある生活を送りたい・・・が28.9%で最多となり、働き続けなければ生活費が足りない・・・が24.9%で続きます。
このような、生活のために働いていたいという理由は半数以上となり、逆に、仕事をするのが好きだから・・・は16.9%と、働くのが好きだから働きたいという割合は少ないようです。
本当は働きたくは無いが、それなりの生活を維持するためには働かなくてはならない・・・というのが一般的と言えそうです。
また、老後の生活設計を考えたことがあるか?という質問に対し、考えたことがある人は67.8%、考えたことが無い人は31.3%だったようです。
生活するために働いていたいと考える人が半数以上いる一方で、先々のことを考えていない人が1/3程度という、場当たり的な状況なのでしょうか。
実は働かなくても良いのに働いている人
長く働きたい理由が生活のためであれば、働く期間と必要資金との関係に合理性があるのだろうかと考えてしまいます。実は働かなくても生活は出来るのですが、自分が何歳まで生きるか分からないので、もし長生きをして資金が底をつけば困るので、働けるだけ働くという人が多いのではないでしょうか。
国民年金は長生きをしても生きている間は年金が支給されるものなので、本来であれば長生きリスクのために長く働く必要はないはずです。
しかし、年金制度に不安があるためにこのような状況になっているのではないかと推測してしまいます。
年金制度に不安が無かった頃は、長く働きたいと考える人は少なかったのではないでしょうか。
その意味では、信頼性の低い年金制度は多くの人を無駄に働かせることになっているように思えます。
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