同じことの繰り返しは時間を短くさせる

2020年7月7日火曜日

心境報告

最終出社日が近づいてくると、会社に行くのもあと〇回・・・と、何度も数えました。

通勤する時、毎日歩いているこの道やこの電車、エレベーターなどは、あと何回使うのだろうか・・・などと考えることもありました。

と同時に、この道は何度も往復したな・・・、この電車には何度も乗ったな・・・などとも考えました。

その日、その時は何もない普通の1回でも、かなりの回数を繰り返しているのだと感じました。

サラリーマン最後の10年は短かったと感じる

1年の2/3を会社に行くとして計算すれば、会社に行く道は行き帰りの往復で年間500回近く通ることになります。

サラリーマン最後の約10年間は同じ建物に通っていましたので、同じ道を5,000回近くも通ったようです。

しかし、振り返ってみると、それほどの回数を通ったような気がしません。

電車にも同じ回数乗ったはずですが、そんなに乗ったような気がしません。

同じことの繰り返しは印象が薄いため、時間が経てばそれほどの回数を行き来した実感が湧かなくなってしまいます。


転勤は良い経験であったと思う

サラリーマン時代は転勤で仕事の内容や住む場所は何回か変わりました。

最短は2年間だけ住んだ場所もあるのですが、過去を振り返ってみると、住んだ年数と思い出の量は比例しないように感じます。

確かに最後の10年間の記憶は多いのですが、逆に10年と長かった割には、他の場所よりも思い出の量は少なく感じます。

恐らく、同じ仕事、同じ場所で働き続けるよりも、転勤をしながら色々な仕事、違った場所を経験する方が、人生は長く感じることになるのかもしれませんね。

先日、「最近気付いたリタイア生活をより楽しむ方法」に、リタイア後も賃貸に住んで適度に引っ越しをするのが良いかも・・・と感じ始めたのも、そのような思いからです。

時間の短さは後になってから感じるもの

同じことを繰り返していた人の人生と、色々なことを経験してきた人の人生を比べれば、最後に短く感じるのは同じことを繰り返していた人ではないかと感じます。

本当は両者の使った時間は同じでしょうし、同じことを繰り返してきた人にとっては繰り返している間は長く感じたのかもしれません。

しかし、後になって振り返れば短い時間であったと感じるのではないでしょうか。

同じことの繰り返しは、新鮮なものが無く記憶に残りくいため、時が経てば忘れてしまう無かった時間になってしまうのかもしれません。

サラリーマンで数十年も同じことを繰り返して退職したとすれば、思い出の少ない数十年間だったと感じてしまうのでしょうか・・・。

リタイア後の生活も、これからよく考えなくてはならないと思っています。

興味がある方はこちらもどうぞ。。関連ブログ。

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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