ノジマ、80歳まで働くことが出来るようになる

2020年7月27日月曜日

時事ニュース

家電量販店のノジマが80歳まで雇用を延ばすというニュースがありました。

しかも、意欲があれば80歳を超えても延長するそうです。

内閣府やNHKの調査でも、なるべく長く働きたいと考える人は多いようですので、希望に答える良い話なのかもしれません。

ただ、本当に働きたいから働き続けるのであれば良いのですが、働かなくては生きていけないのであれば、悲しいことですね。

関連ブログ:3000人から聞いた、何歳まで仕事をしたいか

1年契約の臨時従業員ということ

ニュースの内容によると、定年は65歳で、その後は1年契約の臨時従業員として雇用するとのこと。

しかも、条件は個別に話し合って決めるそうです。

実際には、役に立つ人は安い給料で残ってもらい、あまり役に立たない人は言い訳をして辞めてもらう・・・ということにはならないのでしょうか。

働かなくては生きていけない人であっても、辞めてもらうグループ含まれてしまうことがあるように思えます。

しかも1年契約なので人員不足の時に雇い、余剰となれば終了となる、従業員側にとってはかなり不安定な雇用になるのかもしれません。


定年延長のメリデメ

勤めていた会社でも、数年前に定年延長とセットで役職定年の制度が開始されました。

典型的な飴と鞭の就業規則変更になっていると思いましたが、当時はアーリーリタイアが目前であり特に興味はありませんでしたが・・・。

60歳から65歳まで定年が延びたので、給料がもらえる期間が増えましたよ・・・というのが飴の部分です。

定年を延ばすことで役職者が増え、若い人の機会を奪うことになるので、役職については早く定年することにしますよ・・・というのが鞭の部分です。

両方を合わせると、何となく合理的で、良いことをしているように聞こえるのですが・・・。

実際、一部の役職を持った50代の社員は降格し、給料は大幅に少なくなったようです。

情報の表と裏

ニュースにあったノジマの制度は良い内容かもしれませんが、通常、会社は営利事業をしているため、従業員だけにメリットのあることはしないでしょう。

定年延長の実際は、一部の役に立つ従業員を長く使えるようにしただけで、役に立たなくなれば切られる厳しいものであろうと思います。

長寿社会となって高齢になっても働くことになるのだろう・・・、長く働きたくはないが、老後の資産が無くても何とかやっていけるのだろう・・・と、安易に考えていると、厳しい現実が待っているかもしれません。

長く働くことが出来る社会は良く聞こえる表の部分で、裏の部分も必ずセットになるでしょう。

アーリーリタイアの準備をしておくことは、そのような厳しい現実を回避するための準備になるように思えます。

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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