保険は長期の固定契約なのでインフレ下においては厄介なことを先日のブログに記載しました。
今までは長期のデフレで、そんな心配をする必要もなかったのですが。
物価と賃金が上昇し始め、デフレとの闘いから日本経済が転換点を迎えつつある・・・とのことですので、今まで通りでは危険ですね。
さらに、保険に似たものとして退職金も目減りしていくのだろうと思います。
インフレで退職金が減っていく
最近は賃上げのニュースをよく聞くようになりました。
まだ、物価上昇に追いつかず、実質賃金のマイナスは続いているようですが。
一方で、退職金水準の引き上げに関するニュースは聞いたことがありません。
物価上昇を加味した実質の退職金としては、賃金以上に減少していると思います。
Ranpaの例では
Ranpaの勤めていた会社の退職金は、確定拠出年金(DC)とキャッシュバランスプランの組み合わせでした。
確定拠出年金(DC)は自分で運用すれば物価上昇に備えることも出来るのでしょう。
一方、キャッシュバランスプランの方は、毎月一定額を積み立てるものですから、過去の累積分についてはインフレの影響を大きく受けてしまいます。
長く働いて金額が大きくなっている人ほど、その影響は大きいのでしょうね。
どうしようもない退職金
保険は解約することもできるのですが、退職金はどうしようもありません。
文句があれば辞めるほかにないのでしょうね。
退職金が減っていく・・・、デフレ時代は考える必要もなかったのですが。
働いている会社の退職金制度、チェックしておく必要がありそうですね。