相続人のいない財産が増えている・・・というニュースを見ました。
未婚率が高くなって、さらに出生率も下がっているので、そりゃそうだと思います。
この傾向は加速しているようですから、相続人のいない財産は増加を続けるのでしょう。
せっかく貯めた財産なのに、使わず国庫に納付されてしまうのは残念ですね。
国庫に納付
民法959条には、相続人がいない場合の財産は「国庫に帰属する。」と定められています。
以前のブログにも記載したのですが、せっかく親が残してくれた財産なのに、せっかく老後のために貯めた財産なのに、自分で使うことなく国のものになっている・・・というのが現実です。
お金が足らなくなって路頭に迷うことを考えれば、これはある意味では幸せかもしれませんが、やはり残念です。
無駄遣いしないように・・・と、節制してきたことが、そもそも無駄遣いだったとなりますよね。
お金を使わない人
以前のブログにも記載したのですが、定年退職した人の多くは退職時の資産を減らすことなく人生を終えているとのこと。
定年まで働いて財産を増やした後でも、多くの人は節約したりアルバイトをするなどでお金を減らさない生活を続けます。
そんなことも、相続人のいない財産が増えている原因でしょう。
貯めるのも難しいですが、計画的に使うのも難しいですからね。
自分がそうならないために
相続人のいない財産とならないよう、適度に貯めて適度に使わねば・・・、これもアーリーリタイアした目的の1つです。
お金は多い方が良いに決まっている・・・は正しいと思うのですが、しっかり使うことが前提にあるはず。
逆に、使わなければ、それは間違いであろうと思うのです。
相続人のいない財産とならないよう、適度に貯めて適度に使う・・・を実践するのは、簡単なようで意外に難しいと感じています。