働く高収入の高齢者への課税を強化する方向で調整している・・・というニュースを見ました。
健康保険の自己負担上限額の引き上げとか、保険料の上限引き上げとか、その他いろいろ、少子高齢化による負担増が出てきますね。
しかも、出てくるピッチが速くなってきたような気がしています。
高齢者の比率がこれだけ高いのですから、十分に理解は出来るのですが。
スタンダード
今回の働く高収入の高齢者への課税強化は在職老齢年金の基準額アップと合わせて調整しているようですね。
在職老齢年金の基準額アップにより高齢者の働き控えを改善しつつ、優遇されすぎとならないように所得税はきっちり取る・・・そんな感じでしょうか。
働く高齢者のスタンダード化が進むのでしょうね。
そうして、働いて収入を得ているのだから、きっちりと税金や社会保険料は払ってもらいます・・・という感じになるのでしょうね。
優遇
そもそも、高齢者はリタイアする前提で優遇された。
そのため、リタイアせずに働く高齢者もその優遇の対象に含まれた。
しかし、リタイアしない高齢者が増えたため、優遇を続けると不公平になってしまう。
だから、働く高齢者については優遇の対象から外していく・・・と、そんな変化が進んでいます。
先行逃げ切り
年齢の考慮がされなくなって、若くても高齢であっても、所得に応じて税金や社会保険料を課していく方向にあるのでしょうね。
結局のところ、働き続ける人のデメリットが増えるのだろうと想像します。
働いた後はきっちりとリタイアする、ますますそんな生き方の効率が高まっていると思うのですが。
税金や社会保険料の生涯負担額は、働き方による差がどんどん広まっているような気がします。