国民年金を侮って失敗しないようにしてください

2019年4月10日水曜日

収入試算

少子高齢化により高齢者の比率が高まっていることは、誰もが感じていることだろうと思います。

それによって、年金は将来もらえなくなると考える人も多くいます。

特に、若い世代の年金の受給は遠い未来のことなので、余計にそのように感じてしまいます。

Ranpaもサラリーマンの頃、年金の受給はまだ先のことと思っていましたが、アーリーリタイアをして将来のことを考えるようになれば、意外と近いものと感じるようになってきました。

支払っても損するだけと国民年金を侮れば、後で後悔するように思えます。

誤解を与える納付率

国民年金の納付率は6割台と言われ、納付していない人が多いんだ・・・と感じることになります。

確かに、少子高齢化により高齢者の比率が高まっていることを考慮すれば、納付している人は真面目な人だけで、4割近くの人は妥当な判断をしているのだろうと考えてしまいます。

しかし、この納付率算出の対象は第一号被保険者で、厚生年金を支払っているサラリーマンとその配偶者は対象外です。

年金を受給している高齢者、サラリーマンとその配偶者を除けば、残りは自営業者と無職者と子供ぐらいになってしまいます。

子供は20歳になるまで加入対象ではないので、実際のところは自営業者と無職者と学生あたりでしょうか。

巷のニュースでは、そのような納付率を全体のことのようにアナウンスしているように感じます。

未納者を全体で見ると、ほんの数パーセントになるようです。


終身年金の効果は大きい

以前「トンチン年金はアーリーリタイアのリスクヘッジができるか?」に終身年金はリタイア後の生活に大きな影響を及ぼすことを記載しました。

人生100歳時代となり現代人は長生きするリスクが高く、リタイアするための必要額は高額になっています。

すべての人が長生きするとは限らないのに、長生きする可能性を考えて資産づくりをしなくてはならないことは、人生100歳時代の不幸だと思います。

そのため、生きている限り年金がもらえる国民年金は1つの解決策だろうと考えています。

66歳で死亡すれば少しの受給で終わりますが、100歳を超えるまで生きればかなりの額がもらえます。この不平等さが終身年金のポイントです。

どれだけ長生きしても支給が続く終身年金があれば、不必要にリタイア資金を多く貯めることを防ぐことができます。

終身年金があれば早くリタイア出来ることとなり、侮れないものです。

年金受給額を考えない人

アーリーリタイアを考えない人の多くは、将来の年金受給額に興味を持たない人が多いように感じます。

Ranpaもサラリーン時代に同僚とアーリーリタイアについて話をしましたが、彼らはRanpaと同じぐらいの収入があり、働き続ければRanpaより多くの年金がもらえるのに、それほど年金について興味を持っていませんでした。

年金がどうなっているのか社会保険事務所に行って確認しました」に記載のとおり、Ranpaが45歳でアーリーリタイアをすると、嫁と合計で年金額は約180万円/年になる予定ですが、彼らはもっと多くもらえることになるでしょう。

彼らもその程度の終身年金があれば、意外と早くにアーリーリタイアが出来るのではないかと思うものですが・・・。

将来もらえる年金を軽視すれば、働かなくても良い年齢まで働くことにならないか気になってしまいます。

国民年金を侮らないように

国民年金を軽視して侮る人は多いように思いますが、かく言うRanpaも「失業による国民年金の全額免除が決定しました」に記載のように国民年金保険料の支払いは免除をしてもらっています。

しかしこれは侮って免除してもらったものではなく、嫁と合計で年金額が約180万円/年あれば、それ以外の資産と含めて十分に生活が出来ると考えたもので、国民年金の効果を十分に感じています。

また「国民年金保険料が支払免除となっても年金は増える」に記載のとおり、免除は未納と異なり、支払っていなくても年金額が増加することも考慮しています。

長生きしすぎて生活費が枯渇してしまうことと、無駄に長く働いて、無駄に多くのリタイア資産を残してしまうこととの両方を解決してくれるのが終身年金なのだと思います。

アーリーリタイアを目指すのであれば、6割台という納付率に騙されて価値のある仕組みを軽視しないようにして欲しいと思っています。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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