貯めすぎはリタイアできない理由になっている

2020年7月10日金曜日

アーリーリタイアの心境

サラリーマン時代、アーリーリタイアした人のブログは今後の参考になるため、色々な方のブログを読ませていただきました。

このブログもこれからアーリーリタイアを計画されている方の参考になればと思い、続けています。

色々な方のブログを読んでいると、スタート時の資産状況は様々で、本当に少ない金額で始められる人から、かなりの資産を持って始める人までいます。

逆にリタイアしない多くの人は、働かなければ食べていけないから働くと言うのですが、本当にそうでしょうか。

貯めた後の価値は小さい

苦労して手に入れたものでも、手に入れた後すぐに興味が無くなってしまうことはないでしょうか。

これは収集欲や物欲が経済合理性をねじ曲げているのだと思います。

本質的な価値としては、所有する前も後も同一なのですが、所有した時から収集欲や物欲が満たされ、感覚的な価値が下がってしまうのでしょう。

投資をする際、優待利回りを計算して手に入れた株主優待のクーポンでも、クーポンを手に入れた後は優待でもらったものだからと無駄遣いしてしまいます。

投資する時には良いなと思った優待制度ですが、実際に手に入るとどうでもよくなることがあるでしょう。

お金についても同様で、無ければ無性に求めてしまうのですが、実は手に入ったとして大して満足はしないような気がしています。

ただし、安心が出来るレベルのお金は簡単に手に入らないことが厄介です。


無駄になっていくお金

では、苦労して貯めたお金はどうなるか考えてみます。

以前、「頑張って働いてもその資産は皆のものになる理不尽」に記載したのですが、未婚率の上昇や子なし夫婦の増加によって孤独死が増加しており、孤独死をした際には残された資産は国のものとなってしまいます。

中には億単位の資産を残すようなケースもあるようですが、このような国庫への納付額は年々増加しているそうです。

せっかく老後のために貯めたお金なのですが・・・。

そのほか、銀行口座に残された休眠口座や、最近増えてきたキャッシュレスで〇〇PAYにチャージした残など、実際には誰にも使われなくなった資産はもっと多いと思います。

国に没収されたり、使わずに忘れ去られるために、頑張って働く訳ではないのですが・・・。

意外に粗末にされているお金は多いのだろうと思います。

貯めすぎはリタイアできない理由になっている

とは言え、お金は多い方が安心なので、本来必要となる金額以上に貯めたくなります。

ただし、サラリーマンの場合、お金は自由時間を対価として得るものです。

若くて健康な間は時間は無限にあると錯覚するため、自由時間を無駄使いしても気付かないのでしょう。

ゴールの無い収集欲や物欲のために、自由時間は犠牲にされていきます。

一方で、お金を100%使い切ることなく粗末にされている現状もあるのですが・・・。

感覚に任せるのではなく、経済合理性に目を向けなければ、貯めすぎによる不幸が待っているように思えます。

興味がある方はこちらもどうぞ。。関連ブログ。
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自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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