【懸念点】新NISA、投資枠拡大の表と裏

2023年8月29日火曜日

時事ニュース

新NISAの動きが活発化していますね。

少し前、老後の生活費は2,000万円不足する・・・という2,000万円問題が話題になりました。

これ以外にも、老後資金は〇〇万円必要・・・と、数値は色々ありますね。

金融機関としては、だから投資して増やしましょう・・・と提案します。


必要額と貯蓄額のギャップ

先日のブログに単身世帯(60~70歳代)の貯蓄額について記載しました。

60歳代の貯蓄額は中央値が300万円ということで、半分以上の人は300万円に満たないと。

金融機関やマネー雑誌が提示する必要額と、実際の貯蓄額とでは大きなギャップがあるものです。

本当に多くの人が必要額を満たしていないとするならば、それらは参考にすべき数値ではないような気もします。

状況に合わせて生活する

普通、金融機関やマネー雑誌が提示する必要額というのは、少し余裕のある生活を想定します。

しかし実際の生活としては、貯金が少なければ、少ないなりに生活をするでしょう。

そう考えると、必要額ではなく、希望額なのではないだろうか。

足りなくても死活問題にはならず、〇〇万円あれば良いかな・・・ぐらいなのかもしれませんね。

不安で投資して失敗する

金融機関にとって、老後不安とNISA枠拡大はとても良い材料です。

しかし、増やそうと思ったのに、減ってしまうこともありがち。

貯蓄から投資へ・・・の流れには賛成ですし、既に投資している人にとってNISA枠拡大は有難いとは思います。

一方で、仕組債や外貨建保険もそうでしたが、不要な不安を煽って投資を誘い、失敗する人が増えないだろうかと気にもなってしまいます。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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