いまはまだサラリーマン継続中ですので、まだ「たら、れば」はありませんが、退職後はサラリーマンを続けていたら・・と何度も思うのでしょう。
定年まで働くとすれば
いままで20年少しを働いてきましたが、定年までであれば65歳まで働くことになるので、さらにあと20年も勤務することになります。
もしかしたら、少子高齢や年金問題のため、60歳から65歳に定年延長されたように、10年・20年後には70歳定年になっている可能性があるかもしれません。
定年まで働く覚悟とすれば、ゴールの見えないマラソンのように思います。
体力的な問題
もし、定年まで働くとした場合でも、65歳まで健康でいられるのだろうか・・・と思いますね。
人生100歳時代となり、多くの人は60や65歳では十分に健康な年齢になっているかもしれませんが、自分自身にあてはめると、あと15年や20年も健康でいられる自信はありません。
最悪のケースでは定年になる前に体調を崩し、病気になって死んでしまう可能性もあります。
最後まで働きあげることは立派なことですが、自由な生活をすることなく一生を終えれば、何のために生きてきたのか分からなくなります。
以前、「何のために働きますか 働く目的は?」に働く目的や、生きる目的について記載しましたが、働くことに生きがいを持てれば良いのですが・・・。
何歳まで元気で生活できるか分からないため、アーリーリタイアは、早期にリタイアして元気なうちに自由になるという目的もあります。人生は一度きりですからね。
収入面はどうなる
年功制は無くなりつつありますが、実際のところは年齢とともに年収は増加してきました。
年収のことを考えれば、アーリーリタイアすると美味しいところで辞めてしまうことになってしまいます。
しかし収入は多くても「人生のどん底は50代前半にあるのか」に記載したように、収入とともに責任の重い仕事をすることにもなります。
年間目標の部門責任や、他部門との取引き、自己中心的な部下のコントロールなど、中間管理職には収入と引き換えに難題に取り組むことになります。
その精神的負担は、多くの中間管職がアーリーリタイアを目指したくなる動機になっていると思います。
保有資産面ではどうなる
人それぞれ、家族構成や、持ち家かどうかを含めた保有資産の状況によって異なりますが、Ranpaは今のところ給与と社債利息などで、年間600万円程度の金融資産が増加しています。
大まかには、給与で200万/年、賞与で200万/年、社債利息等で200万/年ですが、このまま10年続けば6,000万円増加することになります。
55歳以降は収入が下がることを考えて、これから増加する資産は、60歳では7,000千万、65歳では8,000万程度でしょうか。さらに退職金も今よりも増加します。
あと20年サラリーマンとして働くことと引き換えに、7,000万や8,000万円の資産を手にすることができるようです。
お金は邪魔にならないですが・・
今の資産は「資産状況の推移、アーリーリタイアのブログを始めてから」に記載しましたが、さらに8,000万円増加すれば、定年後はそれなりの贅沢ができそうです。
ただ、それなりの贅沢をするために、あと20年間サラリーマンをしなくてはなりませんが・・・。また、それまでに病気で死んでしまう可能性もあります。
45歳でもアーリーリタイアできる見込みが出来れば、それなりの贅沢のためにサラリーマンを続ける気力が出てこないというのが正直なところです。
確かに、お金は邪魔にならないのですが、65歳までサラリーマンをするという選択は無いでしょう。
そのようなことのために、犠牲になることが大きすぎ、割に合わないように思います。つまり、定年まで働くことにもリスクがあるということでしょう。
このように考えてみると、「皆さん、アーリーリタイアしませんか」にも記載しましたように、実はもっと多くのサラリーマンがアーリーリタイアできるのではないかと考えてしまいます。