しかし、サラリーマンとしての夏はこれが最後となり、夏が終わればリタイア生活の開始です。
まだ先ですが、最終出社日の帰り道では、どのような気持ちとなるのか想像し、準備をしておきます。
清々しい気持ちだろうか
何年も同じ電車に乗って、同じ道を通って仕事に行きましたが、これで最後という日はどのような感覚で迎えるのだろうか。
以前「定期券の不思議、乗車した回数に驚いた」に、通勤電車に乗車した回数について記載しましたが、体が覚える程、繰り返し通勤してきました。
朝、会社に向かう電車は、明日も乗車し、明後日も乗車してというものですが、今回で最後という時が訪れます。
会社から出るとき、出入口のカードキーを返却すれば、もう自由に行き来してきた場所に入ることが出来なくなります。
今までにない感覚であろうことは間違いありませんね。
似たような感覚①
大学受験の時、これは分かりやすいと思える参考書を、色々と買い漁りました。
自分の部屋は、色々な参考書でいっぱいになりましたが、それなりに役立つものは多かったと思います。
今は、ネットで分からないことを検索すれば、大抵のことは調べられますが、大学受験の当時はそのような術はなく、書店で参考書を購入することになりました。
それなりに、受験勉強を頑張り、合格してから、それらの不要となった参考書を自分の部屋で整理しているときの清々しさは、今でも覚えています。
やりたくもない勉強をして、もうしなくてもよいので捨てることになった爽快な気持ちです。
似たような感覚②
学生は夏休みという素晴らしい制度があり、通っていた大学は10月まで夏休みでしたので、最後の試験が終わった時は、とても清々しい瞬間であったことを覚えています。
授業でしっかり勉強していなかった分、試験前にする一夜漬けの勉強は大変でした。科目数は多く、毎夜、一夜漬けの学習を続けることは苦痛でしたので、最後の試験が終わった瞬間、これから2ヶ月以上休みとなる最高の気分でした。
終わった者から退席し、教室の外で友人連中を待っていた時の光景は、今でも脳裏に焼きついています。
これから自由が待っているという感覚は、学生のころに勉強したとき以来ということでしょうか・・・。
有終の美
最終出社日は、お世話になった同僚への挨拶や、備品の返却など、色々な作業がありつつ、平行して普通の仕事も出来る限り続ける日となるでしょう。
そしてサラリーマン最後の日は、清々しい気持ちで退社したいものです。
実際のところは、清々しさとともに不安を感じるのだろうか。いや、これまで毎日出社した会社に行かなくなり、毎日会っていた同僚に会わなくなることへの違和感が大きくなるのではないだろうか。
以前、退職時には会社とトラブルを起こしやすくなることを「退職時に全ての有給を消化するには」に記載しましたが、1年も前から退職のことを報告し、円満に退職できる準備を進めてきました。
「人事異動が発令されました」に記載しましたように、既に3月には、会社は退職の準備として部門責任者としての役職を外す発令されています。
恐らく、最終出社日は、有終の美を飾ることが出来て、爽快な気持ちでサラリーマン最後の時を過ごせそうです。