働いて収入があれば必要のないものまで欲しくなりますが、手に入れたからといって満足することも出来ない・・・そのような経験をしてきました。
少し頑張れば手に入るものが目の前にあれば、何故か欲しくなってしまうのは動物的な本能なのでしょうか・・・。
参考ブログ:ミニマリストと収穫逓減の法則
リタイアして実践するコト消費
コト消費をネットで調べると、所有のためではなく、実際に経験して得られる特別な時間に重きを置いて支出すること・・のようです。
所有を目指さないことについてはミニマリストに類似しますが、モノを所有すれば保管や管理が必要になるので、かえって面倒が増えると考える人がいます。
そのような人でも、旅行や趣味、食事などをには興味があり、モノではなくコトを消費したいと考える人が増えています。
特に高齢者になるほど、その傾向は強いようです。
年齢ごとに異なる必要と思うもの
消費者庁が年齢別に「豊かな暮らしに最も重要だと思うこと・もの」の調査をしており、お金が重要と考えているのは20代が最も高く、年齢が高くなるにつれて下がります。
逆に年齢が高くなるにつれて、健康が高くなります。
Ranpaも45歳になりアーリーリタイアをしてみると、これからも色々なコトをしていくためには健康が最も大事だ・・・と感じるようになりました。
サラリーマン時代は日々の業務に追われて自分の健康を考えることは殆ど無かったような気がするのですが・・・。
モノ消費からコト消費へ
サラリーマンは忙しく、ゆっくりとコト消費をする時間を取るのは難しいと思います。
サラリーマンがコト消費出来るのは自由になる週末や大型連休ぐらいで、高い費用を使って消費することになると思います。
先日「お金と時間をリバランスすると・・・」に、サラリーマン時代に気づけなかった興味深いことが、実は周囲にたくさんあることに気づいたことを記載しました。
高齢者に近いようなリタイア生活を経験すると、時間があれば高い費用を使わなくても満足できるものがあることに気づきます。
おそらくそれは、身近にあるコト消費なのだと思います。
「リタイア生活での外食はどんなものか」に、2日1回外食をしていることを記載しましたが、値段の安いブランチでも、時間を気にせずに好きな店を探して食事をするひと時は幸せなものです。
サラリーマン時代は食べることを目的に、決められた時間内でランチをしていたものですが・・・。
リタイアすれば充実したコト消費が出来る
世の中には物欲を刺激する情報が飛び交っており、それらを目にすると欲しくなってしまい、つい安易に購入してしまいますが、実際に手にすると期待した満足が得られない経験は何度もしてきました?
モノ消費からコト消費へ移行しているとはよく聞きますが、実際に思い出に残るのはモノではなくコトなのだと、改めて感じます。
しかしサラリーマンにとっては、モノ消費は簡単でも、コト消費のハードルは高いものになっているのではないでしょうか。
アーリーリタイアするメリットは、思い出に残るコト消費がしやすく、しかも身近で高いコストをかけずに出来ることではないかと感じます。
色々と購入して便利になることもありますが、多くのモノはそれほど役に立たずに満足することも出来ない・・・そのような経験をしていませんか。