収入が無くなれば生活が出来なくなるのではないか・・・や、会社に行かない毎日を過ごせば精神的に病んでしまうのではないか・・・など、やってみなければ分からないが、やってしまえば後戻り出来ない不安があったものです。
しかし、今のところはそのリスクは具体化していません。
リタイア生活を8ヶ月経験しましたが、改めて、サラリーマン時代に考えていたリスクについて検証してみます。
参考ブログ:アーリーリタイアするための覚悟とは
現在の状況
資金が減っていく恐怖と戦う日々を過ごすこと
生活費については想定していたように月に20万円で生活が出来ており、資産運用からの収入も想定通りですので、今のところは資産が減っていく恐怖を感じることはありません。
当然、使えば減るのですが、目に見えて減るスピードではなく減っていく実感は少ないものです。
どちらかと言えば、生活費を使って減るよりもリートや株などが下落して減る方が気になります。
途中で資金が無くなる可能性があること
サラリーマン時代のように、給料やボーナスが定期的に入り、時間とともに資産が増えることは無くなったのですが、計画通りであれば、特に心配することなく生活出来るだろう・・・という感覚です。
為替や物価の変動、将来の年金などが関係するような、20年先、30年先のリスクはありますが、差し迫ったリスクというものではありません。
為替や物価の変動、将来の年金などが関係するような、20年先、30年先のリスクはありますが、差し迫ったリスクというものではありません。
会社という頼れる関係者が無くなること
会社を辞めてしばらくの間は、会社のことを考えてしまうことが多かったのですが、今では殆どなくなってきました。
長く付き合った同僚達との関係が無くなることについても、会社を辞めてしばらくの間は大きなものを失ったように感じますが、時間が経つと忘れていくようです。
今でも良い会社に勤めていたとは思いますが、時間が経てば会社は収入を得るために契約していたものだ・・・とも感じるようになります。
<参考ブログ>
社会生活から孤立した生活をしていくこと
会社を辞めたばかりの頃は、誰もいない大海原に小船で航海をするような感覚がありました。
しかしこの感覚も慣れてくれば無くなってくるものです。
今から思えば会社に所属していたとしても、同じように小船で航海をしていた訳で、会社を辞めたからといって社会生活から孤立したものではないように感じてきます。
アーリーリタイアのリスク
今のところ、サラリーマン時代に考えたリスクが具体化したものは無いようです。
長期に渡って計画してきたアーリーリタイアですので、8ヶ月ではリスクが具体化しないものかもしれませんが・・・。
「金融庁の2,000万円不足問題に関して」に記載した老後のリスクについては、アーリーリタイアに限らず、殆どの日本人に関係すると思います。
今のところリスクが具体化していなくても、将来的には・・・という意味ではRanpaもリスクを持っています。
アーリーリタイアをしっかり計画して実行すればすぐに困ることは無いのですが、20年先、30年先がどうなっているのか・・・という不安は感じます。
アーリーリタイアのリスクとは、恐らく普通の人が感じる老後のリスクであって、アーリーリタイア特有のものでは無いのかもしれません。
敢えてリスクを取る人
アーリーリタイアを実際にやってみると、思っていたほどにリスクを感じないものですが、今から思えばリスクを取ることにやりがいを感じていたようにも思えます。
ギャンブルは百発百中ではなく、たまに当たればリターンが大きいのでやってみたくなります。
百発百中でリターンが小さければ意欲は出てきませんが、部分強化された環境はやる気を起こさせます。
アーリーリタイアも失敗するリスクはあるが、上手く行けば最高の生活が待っている・・・と感じていたものです。
「退職に関する上司からのアドバイス」に記載したように、会社を辞めることは片道切符であり、実行時には最大のリスクを感じることになります。
しかし、実際にアーリーリタイア生活をしていると、それほどリスクを持って生活していると感じることはなく、サラリーマン時代に感じていたものとは異なりました。
今から思えば、実際にリタイア生活をしたいという動機以外にも、アーリーリタイアを計画して、長年勤めた会社を辞めるリスクに挑んでみたいという動機もあったように思えます。
アーリーリタイアをするので会社を辞めるというのは、忘れることの出来ない瞬間であったと思います。