アーリーリタイアの計画は数年前から進め、昨年にスタートとなりましたが、計画どおり上手くいったことや反省すべきことがあります。
会社との関係が終了する区切りの段階で、それら退職計画を振り返ってみます。
退職の申出をするタイミング
退職計画で最も判断に迷ったことは、退職の申出をどのタイミングでするかということでした。方法としては、大きく以下の方法があります。
- ソフトランディングとして1年前に申出する
- ハードランディングで直前に申出する
退職を申出した社員は不遇な扱いを受けるので、直前に申出する方が良いという話があります。
退職が確定している社員は会社での将来は無く、投資する必要のない存在であろうと思います。
逆に、早くに申出をして、会社や同僚に迷惑をかけないようにすべき考え方もあります。
1年前に申出した経緯
評価が悪くなってボーナスが少なくなるリスクはありますが、人事異動の前に申出をすれば、恐らく第一線の仕事から外してもらえるだろうと感じていました。
直前まで第一線の仕事を続けて退職するよりも、最後は少し楽な担当となって退職したいと考えるようなりました。
多少はボーナスが少なくなっても楽な仕事となり、会社や同僚に迷惑をかけないのであれば、それの方が良いだろうと。
そうして、退職の1年程前に申出をすることにしました。
結果としては正解
人事異動が発令される時には普段とは違った期待をしていました。
第一線での仕事を外れるため、早めに退職の申出をしたのに、現状維持であれば申出をした意味が無かったことになります。
人事異動の内容は思惑どおり、部門長としての役割を外してくれるものでした。
退職を知らない人から見ると降格人事でしたが、サラリーマン最後の半年間は気楽な生活が出来たように思います。
懸念していた評価やボーナスも通常通りであったため、会社や同僚に迷惑をかけないということを含め、早めに退職の申出をしたことは大正解であったようです。
<参考ブログ>
アーリーリタイアブログの効果
早めに退職の申出をすると、上司や周囲からは退職を撤回したら・・・という話を良く聞くことになります。
申出をしても、早い段階では退職届を提出しておらず非公式な扱いとなるため、やっぱりもう少し働こうよ・・・という誘いを受けることになります。
アーリーリタイアは長期に渡って計画してきたことですが、長年勤めた会社を辞めることはそれなりに大きな決断ですので、そのような誘いに惑わされることがあります。
しかし、たまたま始めたアーリーリタイアブログによって、退職に対する信念はより強固になったように思います。
日々、アーリーリタイアについて記載することは、自身への自己暗示となり、やっぱり会社を続けます・・・という訳にはいかなくなりました。
最後の反省点
アーリーリタイアの計画は概ね計画通りとなりましたが、最終出社日の過ごし方については反省をしています。
最終出社日は身の回りの整理などが忙しくなるのに、退職メールをすると社内の多くの知り合いから電話やメールが入ります。
本来は、それら多くの人達とはゆっくり丁寧に話をしておきたかったのですが、最終日はバタバタとした1日となり、十分な対応をすることが出来ずに退職となってしまいました。
最後の挨拶が十分に出来なかったことは反省点であり、後悔をしていることです。
全体として・・・
反省すべきことはありますが、早めの退職申出は結果として正解で、サラリーマン最後の生活は全体として満足できるものであったと思います。
会社からの退職は、退職者がどのように退職するか決めることになります。
いろいろな選択肢はありますが、長年勤めた多くの親しい同僚がいる会社とは円満に別れたいものです。
会社での立ち位置や規定などにより人それぞれとなりますが、今後アーリーリタイアで退職される方への参考として、退職活動で良かったことと、反省していることを記載しました。