引っ越しとリタイア生活の準備などをしながら、これからの生活に大きな期待をしていた時でした。
あれから1年、あの頃が懐かしく感じます。
退職直前のサラリーマン
最近は退職代行というサービスが増えているとは聞きますが、定年などで円満に退職するのであれば退職直前はサラリーマンの中でも幸せな時間です。
Ranpaは「退職時に全ての有給を消化するには」にも記載しましたが、円満退職が出来たと思っていますので、定年ではありませんが定年退職のような最後を過ごせました。
しかし当時は、あと〇〇日でサラリーマンも終わる・・・という、何とか最後の我慢をしている感覚で、幸せを味わう余裕はありませんでした。
面倒なことが起こっても、その頃には周囲の誰かが対応してくれるようになっていましたし、「埋まらないスケジュール、アーリーリタイア直前はこんなもの」に記載のように仕事の量も減ってはいましたが、リタイア直前になるほど落ち着かなくなってきます。
当時としては、ゴール直前の直線を走っているようなもので、今までの長い道のりを思い出すよりも、ゴールのことばかり考えていたように思います。
準備している時の長さ
最後の1・2ヵ月が長いと感じつつ、引っ越しとリタイア生活の準備として家電や日用品を購入したり、引っ越し業者や不動産業者と打ち合わせを粛々と進めていました。
今のリタイア生活に飽きたり嫌になったとは思っていませんが、今から思えば本当はその頃がアーリーリタイアするに際して、いちばん幸せな時だったのだろうと思います。
当時は少しでも早くサラリーマン生活が終わらないかとばかり考えて、サラリーマン最後の幸せな時間に気付いていなかったものですが・・・。
サラリーマン生活と決別する瞬間
「最終出社日が決まったので引越準備と思い出の品の処分をしています」に記載のように、1年前の今頃はリタイア生活を控え、長年使ったものの破棄を始めています。
仕事で使う文房具や鞄、スーツなどの破棄も少しずつ始めました。
最終出社日には身の回りの物を整理して、殆どのものを破棄しましたが、それらを破棄していくにつれてサラリーマン生活が終わっていく実感が湧いてきます。
仕事で長年使った物を破棄する瞬間は、サラリーマン生活との決別の瞬間であり、アーリーリタイアの扉を開いた瞬間のように感じました。
これからアーリーリタイアする方へ
サラリーマン最後の時間は何度も経験することの出来ない時間であって、特に円満退職が出来るアーリーリタイアであれば、1度きりの経験であろうと思います。
Ranpaの場合、最後のサラリーマン生活を楽しむことに気付けませんでしたので、今から思えば勿体ないことをしてしまいました。
アーリーリタイアの計画をするように、サラリーマン最後の過ごし方も綿密に計画しておくべきだと思います。
特に「アーリーリタイアする最終出社日の業務」に記載のように、最後はバタバタとしてしまいますので、これからアーリーリタイアする方は1度きりとなるであろう最後の貴重な瞬間をきっちり過ごして欲しいものです。
1年前のブログを見て思い出したものですが、サラリーマン最後の生活を思い出すととても懐かしく感じます。