国民年金険料は支払う方が得をする?

2019年12月21日土曜日

退職後の費用

国民年金の未納と免除は大きく違い、未納のままにするのは良くないと思っています。

では、普通に支払うことと免除とではどちらが得するのでしょうか。

免除には適用される条件があって、申請をして認められる必要があるものですが、一旦、それは無視をして国民年金保険料を支払った方が得なのか考えてみます。

無理をしてでも支払う選択肢もあるとは思うのですが、それによって将来損することとなり本末転倒・・・ということにはならないのでしょうか。

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未納の場合・・・

まず、未納と免除の違いですが、免除となれば年金保険料を支払っていないのに、もらえる年金は増加します。

<年金額の増加>
免除・・増加する
未納・・増加しない

年金保険料を支払っていないのにもらえる金額が増えるのであれば、未納ではなく免除の方が得策ででしょう。

手続きが面倒だから・・・と怠けると、将来、もらえる年金が少なくなってしまうのです。


保険料を支払う場合・・・

国民年金保険料を支払えば、もらえる年金は増加するでしょう。

免除の場合でももらえる年金は増加するのですが、増加額は保険料を支払った場合の半額になってしまいます。

少しでも多く年金をもらいたいと考えれば、保険料は支払うことになるでしょう。

しかし、年金が多ければ所得も多くなってしまいます。

今ニュースで、75歳以上でも所得が多ければ医療費の負担を現行の1割から2割に増加させることを検討している・・・と報じられていますが、所得が多くなればデメリットも出てきます。

年金を支払わずに貯めておけば、将来、年金をもらって所得が多くなることも無くなるので、どちらが良いかは難しい問題のように見えます。

ただし、社会保険料控除も影響

年金はもらった時に所得となるのが面倒なところですが、逆に保険料を支払った時は社会保険料控除として税金が安くなることもあります。

税制面としては、支払った時にメリットを与えるが、もらう時には課税する・・という往って来いの関係なので、損得勘定が難しくなるのでしょう。

Ranpaの場合、サラリーマン時代に支払った厚生年金があるので、これ以上は良いだろう・・・ということと、さらに中途半端に年金額が増加して所得が増えたことにより、各種の恩恵を失うことを回避したいと考えました。

年金保険料を支払わなければ社会保険料控除も使えないのですが、アーリーリタイアして所得は少なくなりましたし、「来年からアーリーリタイアした人は少し有利になる?」に記載の通り、来年から基礎控除が増えるので問題ないと思っています。

所得をミニマムにして高くなる税金や社会保険料から逃げ切ることはアーリーリタイアを目指した理由の1つですから。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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