必要とするリタイア資産はいくら、ねんきん定期便をもとにした場合

2018年7月27日金曜日

生活費

時の経つのは早く、45歳となってサラリーマンを終える日も近づいてきました。

45歳といえば、60歳と30歳の中間地点です。

今では60歳と言えば中年の部類に入りそうですが、一応、還暦で高齢者となります。

一方、30歳と言えば、本当に若者と言える年齢でしょう。

60歳が遠い存在と思えなくなってきた

子供のころ60歳といえば、「おじいちゃん」や「おばあちゃん」といったイメージでしたが、45歳にもなれば、それほど遠い存在とも感じなくなってきました。

年金についても、まだ先のこと・・・として遠い存在でしたが、60歳が近い存在と感じるのと同様に、それほど遠い存在でもなくなってきました。

といっても、10年先の年金制度はどうなっているのか分からないですが・・・。

5年先ぐらいであれば、ある程度の計算はできるのでしょうが・・・。


年金定期便の金額

以前「ねんきん定期便が着ました、もらえる額は?」にも記載しましたが、今のところ、嫁と2人で150万円ぐらいです。

リタイア後に全額免除が適用されたとしても、150万円から微増していくようです。

年金受給開始は65歳からですが、60歳に繰り上げすることが出来ます。繰上げすると30%程度削減されるようですので、2人で105万円ぐらいです。

年金額が108万円以下であれば所得税の源泉徴収もされないようですので、月に8万円程度の収入が見込めます。

先日、「アーリーリタイアしたあとの生活費はいくら」にも記載しましたが、リタイア後の生活費を20万円としましたので、40%は年金で賄えます。

ただし、「悲報、公的年金の受給開始年齢を引き上げる?」にも記載のように、予断を許さない状況ではあると思いますが・・・。

60歳に繰り上げするかどうか

60歳になると2人で毎年105万円もらえるというのは、非常に魅力的ですが、65歳からの年金を5年間繰り上げすることになります。

5年繰り上げすると105万円×5年で525万円を前倒しでもらうことになります。

繰上げしなければ毎年150万円程度となるので、12年で逆転する計算になります。

つまり、77歳以上の長生きすれば繰り上げしなかった方が得になります。

リタイアした後の想定は何歳までとするか?生活費や貯金は?」にも記載のように、人生100年時代となって長生きすれば、その差は開いていきます。

リタイア生活者としてのメリデメ

長生きの自信はないので、繰り上げは魅力的ですが、少し考えてみます。

アーリーリタイアをして早死にすれば、リタイア資産を残すことになります。しかし公的年金は、早死にすれば年金を十分にもらえないことになります。

つまり、もらった年金が少なくても、資産を残して死亡することになります。

逆に、アーリーリタイアをして長生きしすぎれば、リタイア資産を使い果たす可能性があります。しかし公的年金は生きている限りもらえます。

つまり、長生きすればリタイア資産がなくなっても、公的年金でなんとか生活できます。


むしろ70歳に繰り下げたら・・

アーリーリタイアを目指す場合は繰り上げせず、長生きリスクへの備えとして、むしろ繰り下げて70歳から受給した方が良いのかもしれません。

長生きリスクを考慮した老後の必要資金について考える」に記載しましたように、アーリーリタイアは長生きが大きなリスクとなります。

70歳に繰り下げすれば、40%程度増加するので年金額は210万円まで増加するようです。

73歳まで繰り下げすれば240万円の年金となります。税金を別に考えて、生活費を月に20万円と考えれば、年金だけで生活できます。

73歳まで生活できる資産を持てば、リタイアできる計算になります。

年金について心配のいらない国であれば・・・

45歳から73歳までは28年あり、毎年240万円必要とすると6,720万円あれば45歳でアーリーリタイアできることになります。

しかし、少子高齢化で無策の状況にある日本においては、将来確実に計算した年金がもらえるか確約されたものではありません。

公的年金について、絶対的に信頼できる国であれば、もっとアーリーリタイアしやすくなりますね。

自己紹介

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金融系に勤めるサラリーマンでしたが、早期割増退職金の制度を使って、45歳になった2018年10月末に会社を退職しました。 このブログは退職の1年前から記載を始め、アーリーリタイアを目指すサラリーマンの心境と、アーリーリタイア生活開始後の心境を記載するものです。 家族構成は子供なし、嫁と2人の生活です。
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